少子化に伴い、それぞれの家単位でお墓を維持管理していくのが難しくなってきました。
こちらの墓所は元の所有者がお亡くなりになってしまい、跡を継ぐ方がいなくなってしまいました。
そこで、元所有者の叔父叔母が共同で墓を守っていく事になり、墓石を新しく建て替える事になりました。
正面文字は「和」の文字を、その下部に元の所有者の家名、叔父叔母の家名を入れ、３件の家名を刻みました。
それに伴い、納骨堂も深く幅広に作り替え、遺骨が16体収納可能となり、３件の家で守っていくのに十分な広さを確保しました。
元所有者の家の御戒名は墓石裏面に彫刻し、墓誌は中央に線を彫り２件の家で文字を刻む仕様になっております。
現在、墓所の無縁化が問題にありつつも、新規の墓所の需要もございます。
今までの墓所の形態に拘らず、新しい形でお墓を所有管理する事を検討する事も大事なのかと思います。