川崎市の市営霊園を中心に実績多数建立・納骨・墓じまいなどお気軽にご相談ください

  1. トップ
  2. 法要豆知識

法要豆知識

お墓について

お墓について

「墓」の語源は「果てるところ」、「終焉の場所」といった意味から、「埋葬したところ」をあらわしています。
お墓のことを石塔、供養塔などと呼びますが、塔はインド・サンスクリット語のストゥーパをその語源とします。 お釈迦様の没後、遺体は火葬され、その舎利(遺骨)はお釈迦様の仏教を保護した8人の王に分けられ、この8人の王が舎利を納めるべく建立した舎利塔がストゥーパです。

お墓を建てる時期

お墓を立てる時期に一定の決まりはありません。しかし、仏教では死後四十九日で霊魂は天界へ旅立ち、三回忌に冥界での運命が決まるという教文があり、この間、相続者は十分に故人の追善供養を積みながらお墓も建てて供養をすませておくことが子孫のつとめであると言われています。それ以外では、春と秋のお彼岸や夏のお盆、故人の祥月命日を選んで建てる方が多いようです。また、生前にお墓を建てることを「寿陵」と呼び輪廻転生の考えから、生前にお墓を建てることは長寿につながるとして、おめでたいこととされています。

お墓の向きについて

日本古来の風習として北を天皇の玉座、すなわち上座とするとされています。もし北向きにお墓を建てると礼拝する人が上座に立ってしまうことになります。しかし、本来仏教では六向拝と表現し、東西南北上下の六方とも尊敬し、吉凶の別は問いません。向きよりも立地(陽当たり、地形)を重視した方が良いでしょう。

開眼供養(かいげんくよう)

お墓が出来たら開眼法要を行います。この法要を営むことによって、墓石に入魂され礼拝にふさわさしい尊さがそなわるとされています。
入魂式、入仏式、お魂入れ、性根入れなどと呼ばれてもいるようです。

納骨式

納骨の時期

死後四十九日で天界へと旅立つとの考えから、四十九日法要と一緒に納骨式を行うのが一般的になっております。(地方の風習にもよる)しかし、お墓の用意ができていない等の理由で四十九日法要の際に納骨できなかった場合は、お彼岸、お盆、祥月命日などの機会に納骨式を行う方が多いです。

納骨の準備

まず日取りを決めます。ご遺族とご親戚やお知り合いの方のご都合を考慮に入れながら、お寺さんと日時の打ち合わせをします。その際、六曜(大安、仏滅、友引等)を参考にする方もいらっしゃいますが最近はあまり気にする方は少なくなってきたようです。日時が決まったら、石材店にも連絡をし、準備をすすめてもらいます。すでにお墓をお持ちで、墓石や墓誌に戒名を彫刻する場合、その旨も石材店に伝え、納骨当日まで準備をしてもらいます。 およそ2週間前までには打ち合わせを終了しておきましょう。

納骨式当日

本来の手順としましては、お寺の本堂で法要を営み、その後、墓地にて納骨式を行いますが、最近は本堂での法要を省略し、墓前だけで法要を行うことも多くなってきました。
当日の服装は、少なくとも喪主の方は礼服(喪服)を着用なさっているようです。
あとの方は礼服(喪服)かもしくは地味目の服装を着用しましょう。
しかし、本堂で法要をする予定の方は礼服(喪服)着用が望ましいです。

納骨の手続き

市営霊園等の場合、納骨前に管理事務所で埋葬手続きを行います。
「川崎市営墓地」の場合は、「埋葬許可書」「墓地使用許可書」「印鑑」の3点を持って霊園事務所にて手続きをします。 窓口は、祝日を除く9:00~12:00、13:00~16:00までとなっております。
お寺さんの境内地の墓所の場合、ご住職に埋葬許可書をお渡しします。(埋葬許可書は大概の場合、遺骨箱に骨壺とともに入っております。)

納骨式のご依頼

いわき石材では、納骨式のお手伝いも行っております。以下の「納骨式申込用紙」にご記入頂き、いわき石材へお送り下さい。

詳しくはこちら(納骨式・法要のお手伝い)

納骨式申込用紙PDFダウンロード

仏壇・仏具あれこれ

仏壇とは

日本に仏教が伝来し、白鳳時代(645~710年)に天武天皇がさかんに奨励するなかで、貴族が競って持仏堂を建てるようになりました。
この仏堂が仏壇の原型といわれ、それが家の中に入って現在の仏壇の歴史を作ってきました。仏壇は、仏教で説く世界の姿をかたどっています。
仏壇にはかならず一段高くなった須彌壇と呼ばれる本尊を安置する壇があり、須彌壇とは、仏教世界の中心にそびえ立つ須彌山をたとえたものです。
仏壇は家の中にむかえた仏堂、すなわちお寺と同じなのです。

位牌とは

位牌は亡くなった人そのものと考えられています。
位牌の原型は、昔、中国において亡くなった人の氏名や官位を木片に書いて神霊に供えるという儒教の教えにあると言われています。
現代では、葬儀の時に戒名を書いた白木の位牌が用意され、四十九日の中陰の期間のみ用いられます。白木の位牌は、葬儀から四十九日の忌明けまで祭壇におまつりし、その間に漆塗りか、唐木の本位牌と呼ばれる位牌を用意します。
四十九日法要のあと白木の位牌は、菩提寺におさめ、自宅の仏壇には本位牌を安置します。なお、浄土真宗は原則として位牌を用いず、過去帳か法名を掛け軸に表装した法名軸でおまつりします。

戒名について

戒名とは、本来仏教に帰依し持戒を誓った者に対して仏の弟子としていただいた名前で、もともとは生前に受けるものでした。
宗派によってよびかたがまちまちで、真宗では法名、日蓮宗では法号、その他の宗派では戒名と呼んでいます。
宗旨、宗派によってつけ方が違いますので、菩提寺のご僧侶につけていただくのが最もふさわしいと言えますが、菩提寺が無い場合などはどこのお寺でつけていただいてもよいです。

追善供養について

人が亡くなってから四十九日間を忌中、または中陰、中有といいます。
「忌」というのは己をいましめるという意味です。
中陰、中有というのは、地獄とも極楽ともつかぬ、死から後生への中間世界にあるという意味です。仏教には、我々は地獄道、餓鬼道、畜生道、修羅道、人間道、天上道、という六つの世界を回っているという考え方があり、どの世界に生を受けるかは、四十九日の間七日ごとに七回の裁判が開かれ、決められると言われております。忌中は七日ごとに追善供養をして死者の菩提を祈ります。
四十九日が終わると死者は中有を抜け冥土へむかうことになり、忌明けとなります。

  • 死後七日目を「初七日」といい、近親者、知人を招き供養します。
  • 死後十四日目を「二七日」、死後二十一日目を「三七日」、死後二十八日目を「四七日」といい遺族だけで供養します。
  • 死後「三十五日」、または「四十九日」に、近親者、知人を招き忌み明けの供養。納骨を行う場合もあります。
  • 「新盆」この一年に亡くなった仏を供養します。
  • 「百か日」近親者、知人を招き供養します。
  • 死後満一年で「一周忌」、死後満二年で「三回忌」といい、近親者、知人を招き、寺、自宅などで供養、その後故人をしのび会食します。
  • 「七回忌」以後は死亡した年も数えます。しだいに招く人をしぼって、ごく近親者かもしくは遺族だけでも良いでしょう。 「十三回忌」「十七回忌」「二十三回忌」「二十七回忌」を節目とすることが多いです。
  • 「三十三回忌」三十三回忌は清浄本然忌と言いどんな罪深いひとでも、その人の天性の清浄な姿となって、極楽往生できるとされています。 通常はこの法要を持って弔い上げとします。 以降は、「三十七回忌」「五十回忌」「百回忌」を節目とすることがあります。

命日の供養

命日(忌日)には月命日と祥月命日があります。
月命日は亡くなられた日のことで、毎月のその日のことを言います。
祥月命日は亡くなられた月日のことで、一年に一度のその日のことをさします。
命日にはお供え物をして、花と線香で供養しましょう。

併修

二つの年忌法要が重なった場合、一緒におこなうことを併修といいます。
併修する場合は回忌の若い方に合わせます。
ただし、一周忌は併修しないことが常識です。

お彼岸供養

「彼岸会」ともいい、春分の日、秋分の日を中心に前後3日間をあわせた七日間をいいます。
彼岸は河をはさんだ向こう岸(彼の岸)を指します。
反対にこちら側は此岸と呼びます。
一般的にはお墓参りを行い、先祖の供養をすることが多いです。
本来、仏道修業の基本である、六波羅蜜を認識し、実行する期間とされました。

=六波羅蜜=(ろくはらみつ)
一、布施(施しをする)
二、持戒(規律を守る) 
三、忍辱<にんにくと読む>(正しい心を持つ)
四、精進(たゆまず努力する)
五、禅定(平静な心を持ち続ける)
六、智慧(知恵を磨き知恵をはたらかせる)

お盆の供養

「盂蘭盆会」のことを略してお盆といいます。 盂蘭盆会とは、餓鬼道や地獄におちて苦しんでいる霊を救うための供養をいいます。 釈尊の十大弟子の一人、目連という神通力を持った方がその神通力で母の姿を見たところ、母は餓鬼道におちて苦しんでいました。 なんとか救いたいと釈尊に教えを請うと「過去七世の亡き先祖や父母達のために御馳走をつくり、僧侶達に与え、その飲食をもって供養するように」と教えてもらいました。目連は、七月十五日に教えの通りにすると、目連の母は餓鬼道からのがれ、無事成仏することができたそうです。 お盆は、先祖や亡くなった人が苦しむことなく成仏してくれるようにと、報恩の供養をするときなのです。 なお、本来お盆は七月十五日なのですが、地方では旧暦の八月十五日で行っているようです。

六曜

六曜とは暦の用語で、大安や友引などの言葉をいいます。最近は皆さんあまり気になさらないようです。

六曜表
先勝(せんしょう、せんがち)午前中は吉、午後は凶。万事急ぐことが良く、訴訟に良いといわれる
友引き(ともびき)朝夕は吉、昼は凶、俗に友を引くといわれ、仏事は大凶、祝い事は吉
先負(せんぷ、せんまけ )午前は凶、午後は吉、諸事控えめにすべし
仏滅(ぶつめつ)万事に凶
大安(たいあん)旅行、移転、開店、他万事よし
赤口(しゃっこう、しゃっく)朝夕は凶、正午のみ吉